2015-01-01から1年間の記事一覧

人に対して嫌な言葉を使う人は、おそらく自分のことをそう思っていて、でも自分で自分をそう思っていることに気付きたくないし、本当はそうありたくないから、人(外)に対してその言葉を使うことで、自分(内)はそうじゃないと思いたいのだろうな、と思った。…

やりたいことと、やりたいことをするための日常を支えるためにやらなければならないこと

挿し木の桜

桜の挿し木が意外にもとても綺麗に咲いた。枝に触れてみると、節々はごつごつしているのに肌はすべすべとしていてうっとりする。最も新しい細胞は枝先らしいのだけれど、やはり枝先はつるつるとしていて、根元へ行くほど肌に水分がなくなって皺か深くなって…

懐かしさ

季節の変わり目の匂いの懐かしさに、打ちのめされたような、到底太刀打ちできないような無力感みたいなものを感じるのだけれど、それでもノスタルジーに浸るのは好きです。悲しいような苦しいような思いがするのに好きって不思議だな。けれど、懐かしさとは…

過去と未来と希望

『バルザックが恐ろしいことを言っています。すなわち、「希望は過去にしかない」と。人生で、いちばん空しく、みじめなことは何でしょうか?それは「かつては……だった」「かつては美しかった」「かつては強かった」「かつては有名だった」等々、生きながら…

好きに生きたいし好きに生きるに決まってる

いつかは消えてしまう命ならば残るものを!

誰かに嫌なことを言われて苛立っているときは、同じ言葉を頭の中で何度も再生してムカつく!ってなる。でも、その人の抜け殻に苛立っているだけなのだと思うと少し落ち着く気がするし、苛立っているのが馬鹿らしくなる。

所属欲

王道や多数派において疎外感を感じてしまうから、異端かつ目立つ組織に属したいと思ってしまうのかな。しかも、彼らは自分をとても歓迎してくれる。所属欲と承認欲求を同時に満たしてくれる。そして、見たくないものから目を逸らしたいがためにこじつけの理…

生まれ持った性質や育った環境や周りの大人がどんな対応をしたかというものは、やはり運だ。そう考えると、人と違う性質(怒りが抑えられないとか)を生まれ持ってしまったというのは、やはり不幸なことだと思う。そういう子は早いうちに専門家に看てもらって…

悲しいことからまた悲しいことが引き起こされて死んでしまう人がいることを思うと、やはり人生が最高とは言い切れない。神様がいるとしたら、それは私たちみたいに知っていながらも何もできず、既に引き起こされたことに僅かに感情を揺さぶられながらもぼう…

卒業

今はまさに、ずっとコップの中で滞留していた水が、崩れた表面張力によって外へ押し出され、抗えない力に流されてしまうような不安の中にある。

「元気で明るい人募集!」

仕事を探すと、9割の求人に「元気で明るい人」が条件の一つにあげられている。私はその文字列を見るとげんなりして、求人情報を見ているのがひどく馬鹿馬鹿しくなる。私はお世辞にも元気で明るい人間だとは言えないし、自分を良く見せる嘘というものに虫唾が…

何者にもなれないのだろうな、と。このまま何も残せないまま、死んでいくのだろうな。凡庸の中から抜け出したいと思うのは、誰の特別にもなれないと分かっているからだ。

そこにずっと吊るされている夏の死骸

茶色い街と金色の少女

走る、走る、走る。 暴力的に投げかけられる言葉も、ちゃんとは聞き取れていない。ただ、それらを身に迫る危険信号として処理し、神経は体の動きに集中していた。 素早く走りながらも手すりから上半身がはみ出さぬように体を屈め、なおかつ足音も息の音も立…