2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

思い込みが成功すれば運命となり、思い込みが失敗すれば単なる虚しい思い込みとして終わる。泣きたくなるよね。

朧月夜のうろおぼえ

朧月夜のうろおぼえ夜風に流れるカーテンに消えつ隠れつする姿伸ばす手とりて寄る窓辺隣で奏でる口笛と繋いだその手のその白さ朧月夜のうろおぼえ

ミルクを混ぜたような、優しい色をした空。そこに浮かんだ真っ白い半月が美しい。すっきりと潔い断面が、寸分の狂いもない弧が、美しい。

こんなに引越しをする人生になるとは思わなんだ……この際、目指せ葛飾北斎級か……

自分とは

自分には、客観的に見た、ある意味現実的な自分と、自分で「こうだ」と思っている自分とがあると思う。その二つが完全に一致する人などいないと思う。周りからの評価を客観的だと言うかもしれないけれど、誰かの意見は結局誰かの主観から来るものだし、全て…

こういうムカつきは、自分はそう思えないことに対する悔しさの表れなのだろうな。

何年か前に、「もう知ることができないことは真相は分からないままで『分からなかったこと』として胸に留めておくべきだしその方が精神衛生上良い」と思ったんだけど、その考え方にすでに名前(心理学用語)がついていて悔しい〜って思った記憶があるんだけど…

大桜

すでに三百年も生きた桜。きっとあと二百年は生きる。桜にだったら食われてもいい。

桜に対して色々と妄想を巡らせてしまうのだけど、さっきは束縛の激しい年老いたパトロンから逃げた(けど結局一人では生きていけなくて死んでしまう)高級娼婦の姿を重ね合わせた。パイヴァ50%。

桜は枝についたまま枯れると、ひどく惨めな姿になる。その姿を見せないために風に散るのか。しかも、風に散る姿すら美しい。まるで老いを恐れて美しい姿のまま美しい死に方を選ぶ少女のよう。その昔、シェイクスピアの作品のヒロインたちの死に方を真似て自…

愛されたいという欲求の中には、知って欲しいという欲求が含まれているはずだ。相手の機微に全く鈍感な場合、それは一人の人間に自己肯定感を与えるには至らない。

悲しすぎて吹っ切れてきた

散れる桜

必ず散ってしまうから、桜は儚く悲しい。風に散れない桜はもっと悲しい。いつまでも後ろを見てしまう私は、本の間に桜の花や落ち葉を閉じ込める癖がある。もう何年もやっているので、どれが何時のだか怪しい。